学んで楽しい大人のマナー>ユーモアの条件とは

ビジネスの場では、ものごとに真剣に取り組む
姿勢というものが、要求されるものです。

しかし、人間生活の一部である以上
人間らしい心の通う場面もひつようです。

その点でいえば、ユーモアのある会話は
きわめて効果的なものではないでしょうか？

本質的に、ユーモアは人に健康的な笑いをもたらしてくれるものです。

単に人を笑わせようとするものでは
必ずしもユーモアには、なりません。

人の心をほのぼのと楽しくさせるものがユーモアなのです。

いわゆるダジャレは、単なる言葉遊びであって
ユーモアには、ほど遠いものです。

友人同士や同僚とふざけ半分にいうのはよいですが
ビジネスの場であったり、社交的な場でも
まだそれほど親しくない人たちとの会話の場では
避けたほうが無難ではないでしょうか？

人々のひんしゅくを買うか
場をしらけさせてしまうかの、どちらかです…

日本人はダジャレが得意のようですが、欧米人は笑い話をあらかじめ
用意しておいて、皆を笑わせるのです。

通常は自分で作ったものではなく
本で読んだり人から聞いたものが、多いようですが。

いわゆる仕入れたものでも、なかなか良くできているものが多くて
聞いていて、おもしろいものです。

しかし、笑い話であるだけに
英語でもちょっとひねった言い回しなどが使われていることが多く
英語にあまり強くない日本人としては
理解できないことが多いようです。

しかし、その話のオチには
大いに見習うべきところがあるのです。

ユーモアとして成立するためには、話の種が
人を傷つけるものであっては、いけません。

職場の上司や同僚、部下などをネタにするのは
自分の品格を下げる行為にもなりかねません。

また、人間に共通な欠点や弱点を題材にしたものは
人々の共感を得ることができるので
無邪気な笑いを誘うことも可能なのです。

ユーモアとしてのもう一つの条件は
品のある！ということです。

下品な話をして喜んでいるのは
話をしている本人だけのはずです。

ほとんどの人は迷惑に思っています。

人が品の悪い冗談をいったときは
どのように対処したらよいのでしょうか…

無理をして笑ったりしたら、自分も同罪になります。

聞こえなかったようなふりをして
黙って無視をするのが良いでしょう。

相手が笑いを求めて執拗に繰り返すようだったら

「よくわからないし、面白くないよ」

といって、全面的に否定してあげましょう！