学んで楽しい大人のマナー>たばこをやめる理由って何…
たとえ人前で、たばこを吸わなくても
どこかで何らかの形で、たばこの害を振りまいている
可能性は、大きいでしょう。
したがって、たばこは吸わないのが
エチケットを確実に守る方法でもあります。
「健康によかろうが、悪かろうが
自分が認めているのだからいいでしょう」
と、豪語する人もいますが
大きなルール違反でもあるのです。
肉体的にも精神的にも自分を健康な状態に
維持している上で、自己のベストを尽くして
できれば人のためにもなるというのが
人生に対する基本的なマナーである点を
忘れないでほしいです…
たばこの害と迷惑度が問題になり始めてから
さまざまな公共の乗り物に対して
禁煙の処置がとられるようになっています。
まず、喫煙席と禁煙席の区別です。
次の段階は、乗り物に乗っている間は、吸わないのがルールです。
航空機や列車の場合が典型的ですが
一定の時間で、密閉された空間の中に閉じ込められるので
健康的な面や、他人への迷惑という観点から見れば
当然の考え方のようですね…
レストランなどでも全席を禁煙にすれば効果的なのですが
同じ店の中を禁煙席と喫煙席に分ける場合には、問題があるんです。
閉ざされた空間の中なので、どうしても煙が
多少は移動していくのです。
喫煙席に最も近い禁煙席では
かなりの量の煙が入り込んでくるので
実際には、喫煙をしているのとそう大差はないようです。
エチケットの根本原則は、人に迷惑をかけないということです!
自分の欲望をそのまま出すと
人が嫌な思いをすると考えたときには
自分の欲を抑えるようにしましょう。
欲を抑えるという点では、自分に不満に思う
気持ちが湧きますが、それも相手が多少なりとも
喜んでくれるのを感じると
とても、報われた気持ちになるものです。
マナーを気にすると気分が良いのは
このような理由ではないでしょうか?
喫煙席では、たばこを吸う権利があるのではありません。
ここでは
「たばこを吸ってもいい」
とされているにすぎないのです。
たばこに対する最近の考え方は
吸う権利を最小限に絞ろうとする傾向にあります。
世の中の流れに逆らったうえに人に迷惑をかけることの
意味などを、よく考える必要があるようですね…
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