学んで楽しい大人のマナー>弔意を示すポイントとは?
○お悔やみの挨拶をするときは心を込めて弔意だけにしましょう。
お悔やみの言葉は、誰にとっても
とても難しいもの。
遺族に対しては前口上や気のきいた言葉は必要なく
静かに心を込めて弔意だけを述べましょう。
遺族を思いやる気持ちは自然に態度に表れるもの。
「このたびはまことにご愁傷さまでございました」
「突然の訃報に驚きました。どうかお力を落とさないように」
「心からお悔やみ申し上げます」
など言葉少なめに述べます。
その場で、遺族から説明されない限り
死因や死亡時の出来事などを聞くのは慎みましょう。
○故人との対面は、遺族の申し出があってからに。
故人と親しいお付き合いがあり
遺族から「どうぞ、顔を見てやってください」
と言われたときは、静かに対面します。
故人の枕元より少し下がった位置に座って
畳に両手をついて一礼します。
遺族が顔の白布を上げたら、対面して合掌するか
深く一礼をしましょう。
少し後ろに下がって
「安らかなお顔ですね」
などと遺族をいたわるような一言を述べて
対面への感謝とお悔やみを込めて一礼します。
もし対面する気持ちになれないような場合は
「あまりに悲しいので遠慮させていただきます」
と、丁寧に断っても良いでしょう。
どんなに親しい間柄でも
こちらから対面を申し込んだり
白布を勝手に取ったりしてしまうのは、厳禁です。
○葬儀に参加できないような場合は、弔電を打ちましょう。
訃報を受けても通夜
告別式に参列できないようなときは
すぐに弔電を打ちます。
宛名は喪主ですが
わからないときは故人の名前を書いて
「ご遺族様」をつけるようにします。
届ける場合は、葬儀会場や自宅
発信人はフルネームにします。
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