学んで楽しい大人のマナー>感謝を上手く伝える方法

人にものをもらったり、何かをしてもらったら
必ず感謝の意を何らかの形で、表明していくのが
人付き合いとしての「ルール」ですよね。

「ありがとう」という場合もあれば、それなりの態度で
感謝の意を伝えようとする場合もあります。

それは、相手が好意でしてくれたときであれ
職業的な義務の一環の中でしてくれたときであれ
違いがあってはいけません。

相手に義務感があって、そのようにしてもらう権利が自分にあると思っているときは
とかく感謝の念の表明を忘れる傾向があるようです。

したがって、常に十分に気を配って
人間対人間の作法にかなった言動を
心がけなくてはならないのです。

商品を買ったとき、サービスをしてもらったときでも
それに対して金という金という対価を支払っただけで
事足れりとしてはいけません。

「ありがとう」の一言が
言う人の余裕を示して、品格を高めてくれるのです。

そして、人間関係をなめらかにする効果も大きいようです。

何かを提供されようとして断るときも
簡単に断ってしまうのではなく
その行為に対して、感謝する姿勢を示す必要があるんです。

英語の表現に「ノーサンキュー」というのがありますが
その精神を見習いたいものです。

断る意味の「ノー」をいうだけではなく
自分を気にかけてくれたことに対して
「サンキュー」というのです。

日本語では、一般的な場で断ったときは「ありがとう」という習慣がないのです。

そこで、ちょっと歯がゆい感じがしますが
断るついでに「ありがとう」を付け加えてみましょう。

○○いらないよ〜ありがとう。

のような感じで。

異なった文化の七における習慣や表現方法の中でも
よいものはどんどん見習っていくのだ。

また、日本人は褒められたとき、意外に恥ずかしがるんです。

褒められた点を否定して
すぐに話題を変えようとしたりするもの。

せっかく褒めてくれた相手の好意を
無にする結果になっているのです。

褒められたことに対しては
率直に喜び、まず感謝しましょう。

自分が一所懸命にしていることで褒められたのなら
それが人の目について嬉しい！という気持ちを
そのままに表現する。

相手の買かぶりである場合には、まず「ありがとう」
といった後で、その旨を説明すれば良いのです。

いずれにしても、謙虚の美徳を発揮するのは
相手に感謝した後にすべきものなのです。